本文
網走市における戸籍の電算化
戸籍とは、出生や婚姻、死亡などの届出に関する事項など、生れてから亡くなるまでの身分事項が記録された重要な公文書です。
市では、戸籍の作成や証明書の発行をより早く行い、行政サービスを向上させ、災害時の戸籍の復元を速やかに行えるよう、平成28年10月29日に戸籍事務の電算化(コンピュータ化)を行っています。
対象となる方は、網走市に本籍地を置いている方で、住民登録を網走市に行っていても本籍地を他の市区町村に置いている方は対象外です。
電算化されて変わった点は?
証明書の交付時間が短縮
戸籍の届出が正確に早く処理され、届出から証明書の発行までの時間が短縮されました。
また、原本が和紙から磁気に変わり、プライバシーの保護が強化されました。
戸籍証明書の名称や書式が変更されました
戸籍に記載されている全員を証明するものを「全部事項証明書」(以前は戸籍謄本)、個人を証明するものを「個人事項証明書」(戸籍抄本)と名称が変更されました。
現在の戸籍 | 電算化前の戸籍 | |
---|---|---|
名称(全員分) | 戸籍全部事項証明 | 戸籍謄本 |
名称(個人分) | 戸籍個人事項証明 | 戸籍抄本 |
手数料 | 450円/1通 | 450円/1通 |
書式 | 横書き | 縦書き |
公印 | 黒色の電子公印 | 黒色の電子公印 |
用紙 | 改ざん防止用紙(A4判) | 改ざん防止用紙(A4判) |
また、記載内容が項目化され、記録内容が一目でわかるようになりました。
電算化前に既に除籍となっていた人は戸籍に記載されていません
それまでの戸籍は、「平成改製原戸籍」として保管されています。
戸籍が電算化(コンピュータ化)された日(改製日 平成28年10月29日)より前に、死亡や婚姻、離婚などで戸籍から除かれたことを証明するには、「平成改製原戸籍」(1通750円)を請求してください。
戸籍の附票も電算化されました
戸籍の附票とは、その戸籍ができてからの住民登録の異動を記録したものです。電算化後の戸籍の附票には、電算化された日(改製日 平成28年10月29日)時点での現住所と、それ以降の異動が記録されています。
電算化以前の住所の履歴が必要な場合は、「改製原附票」(1通300円)を請求してください。
記載されている文字の置き換えが行われました
それまでの戸籍は手書きで書かれているものも存在したため、崩し字や癖字などがそのまま戸籍に記載されていることがありました。
戸籍に用いる文字は、「常用漢字」「人名用漢字」などの漢和辞典に記載されている文字、ひらがな、カタカナと定められています。
これら以外の文字を用いて氏名が記載されていた場合、対応する文字に置き換えて記載されています。